ギャンブルを比較 還元率をチェック

還元率とは払戻金を賭け金の総額で割った数字のことで、賭けの参加者が賭けたお金の総額のうち、どれだけを配当として参加者に支払われるかを意味します。日本の公営ギャンブルでは、サッカーくじや宝くじが約50%、競馬・競輪・競艇が約75%、パチンコは約88%となっています。

しかし公営ギャンブルを行った経験がある人は、体感的に高すぎると感じる数値でしょう。その理由の一つは、宝くじのように払戻金額の割合が非常に大きい代わりに、当選者が少なく設定されているからです。購入者は大勢存在していますが当選者は少なく、ごくわずかな当選者が大きな還元を受けることで、数値のギャップを感じると考えられます。当選金額を低く抑え、当選者の数を増やすことで数値のギャップは埋められます。

競馬やパチンコの場合は理由が異なり、それぞれの分野に知識や経験がある人が有利となるギャンブルだからです。馬に詳しくない人よりも、馬の状態やこれまでの戦績、騎手の情報などを得ている人の方が、予想を的中させる確率は上昇します。つまり単純に還元率を比較しても、数値が高いからといって稼げるギャンブルとは限りません。しかしギャンブルで稼ぐ時に、どのゲームを選ぶかの目安になるのも事実です。

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期待値による比較方法

ギャンブルを行う人は非常に多いですが、そのほとんどは「運任せ」でプレイしています。もちろん、類まれなる運の良さを持っていて、特に何もしなくとも生涯収支が大幅にプラスになっている人もいます。ただ、世の中のギャンブルを嗜むほとんどの人は、超長期的なスパンで収支を計算した場合にはマイナスになっています。

ギャンブルで勝つために必要なことは勝率を上げることではありません。もちろん、勝率が高い方が生涯収支がプラスに転じやすいことは間違いありませんが、仮に10戦中9勝1敗だったとしても収支がプラスになるとは限りません。9勝がすべて1000円のプラスで、1敗が1万円のマイナスとなっていれば総収支は1000円のマイナスになってしまいます。

このような計算方法を理解できていない人は比較的多く、短日での勝敗にのみ執着してしまっている場合が大半です。ただ、「理論的にこの方法ならば勝てる」という状況をいかに多く経験しているかの方が重要だということを理解していないと、最終的にプラス収支を叩き出すことはまず不可能だと言えるでしょう。そして、その計算方法こそが「期待値計算」と呼ばれるもので、理論的な収支を計算によって求めます。

ギャンブルは控除率で比較

ギャンブルで勝つというのは非常に難しいものであり、基本的に勝つことができないと考えておいて間違いありません。

しかし、種目によっては負けやすさに差がありますから、非常に負けやすい種目と最終的には負けてしまうものの確率通りに負けがはっきりするまで長い時間がかかるものがありますから、できるだけ有利に長く楽しみたいというのであれば、負けにくい種目を選ぶことがポイントになります。

それでは何を持ってして負けにくいかを判断するのかというと、控除率を比較することによって負けにくいあるいは負けやすいギャンブルを知ることができます。

控除率というのは胴元側の取り分となっていて、これがあるため基本的にギャンブルでは参加者が勝つことができないとされています。

胴元側の取り分が多ければ当然参加者は不利になってしまいますし、少なければ参加者に有利になります。

ギャンブルとして割の悪いものの代表としては、日本の公営競技や宝くじがあり公営競技は賭け金の25パーセントほどを胴元側に取られてしまい、宝くじに至っては売上の50パーセント以上が販売側の取り分となるので勝負にならないレベルとなっています。

有利なものとしては海外のカジノのゲームが有り、ルーレットで5パーセント前後、バカラは1パーセント強となっているので日本のギャンブルと比較をすればはるかに割のいいものとなります。

日本のギャンブルの売上を比較

ギャンブルの売上を比較するだけでも、日本人はギャンブル好きが多いことが分かります。最も売上が多いのは競馬で約2兆5833億9000万円です。その次は競艇の1兆422億8000万円、競輪が6308億500万円と続きます。同じ競馬でも地方競馬は4310億2500万円とやや低いです。公営ではないため正確な売上がありませんが、パチンコの市場規模は18兆円と言われています。

競馬が最も人気を集めていたのは1991年~1995年で、それ以降は伸び悩んでいました。しかし最近は夜間にレースを開催して忙しい社会人でも楽しめるようにするなどの工夫で再び人気を集めています。

パチンコは1995年の全盛期と比べて店舗数が減っていますが、それでも娯楽を求めて多くの人が遊びに来ています。世界最大規模のカジノとされるマカオが年間2兆6800万円くらいなので、お金がたくさん使われていることが分かります。

一攫千金を狙うという意味では宝くじもギャンブルと捉える人もいます。宝くじはおよそ9200億円で、年々減少しているのが不安視されています。当選確率が低いなどの理由で購入しない若者が多く、1等の当選金額が大きいだけでは購買意欲が掻き立てられない状況です。